リアルで不思議な生き物を制作するレムール・ルリことゴルブさん(ジュリア・ゴルブさんではありません)は、ウクライナでも早くから侵攻が始まったルガンスク州に住んでいます。
状況はキエフとはまた異なるでしょう。自宅には戻れない日が続いているようです。近所の人と共同の避難所にいると思われます。そういうところではWi-Fiや電源が乏しく連絡がとりにくい状況でしょう。
彼女からは早々にFANTANIMA!出品を諦めた連絡があったので、ウクライナの作家のためになんとかするから諦めないで欲しいと返事をしました。
そしてその気持ちをウクライナの作家全員に送りました。
こちらはその手紙への返事になります。
彼女は今年出品する作品のイメージを昨年のうちに送ってくれていましたので文末に掲げます。兎や蛙など他の動物のスケッチもあるので、それらに取り組んでいたと思います。
レムール・ロリさんのメッセージ
お返事が遅れてごめんなさい。
私達は無事です。そうだと思います…
私達は献血をし、順番で睡眠をとっています。でも元気です。
私が(FANTANIMA!を)諦めようとしたのは、〆切に間に合わなくて失望させたくなかったからです。
でも〆切が延びて、戦争が終わるなら、私はもちろん制作に戻ります!そうなることを祈ってます!本当にそうなりたい!アートは私の人生です!
できるだけ早く、そういう日に戻れることを夢見てます!
残念ながら今のところ、自宅に行くことができず、作品の写真を撮ることができません。あと数日したら撮影できるのではないかと思います。
日本の皆さまには感謝しています!ウクライナから、ありがとうございます!!
皆さんは私達から遠く離れたところにいますが、心はすぐそばに感じます!
世界も日本が経験した悲劇をよく覚えています。だから日本の人も私達のことを分かって応援してくれるだと思っています。
本当にありがとうございます。